ほしおさなえ 『銀河ホテルの居候 落葉松の森を歩いて』
2025-09-10


銀河ホテルの居候シリーズの三作目。

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「第一話 おとぎ話の庭 稲穂」
志穂と佳菜の姉妹は長野で行われた祖父と父母の法要の後に、久しぶりに銀河ホテルにやって来た。
母は六年前に、父は去年の七月に亡くなっていた。
父の机の引き出しに、二人で銀河ホテルに行って手紙を受け取って欲しいという手紙があったのだ。
二人は手紙を受け取る時に手紙室のワークショップを予約した。

「第二話 落葉松の森を歩いて Deep Pine Forest」
銀河ホテルのアクティビティ部門で働く早乙女はやっと取れた休日に手紙室のワークショップを受けることにする。
特に手紙を書きたい相手はいなかったが、同僚の上原旬平からすすめられたのと、苅部と苅部のワークショップが気になっていたからだ。

「第三話 十人十色 Blue Lagoon」
大学教授の斎藤は今年度で定年で、彼の受け持っているゼミも今年で消滅する。
毎年銀河ホテルで行われていた二泊三日のゼミ合宿も最後になる。
斎藤は手紙室のワークショップで巣立っていく四年生一人一人に手紙を書いている。
今年も合宿の最終日の懇談会で手紙を渡す予定だったが、思いもかけないことが起こる。

ほしおさん、書くペースが速いですね。
琴子シリーズも先月発売されていましたよね。
余計なところがちょっと気になりました。
早乙女が15日間ぶっ通しに働いているなんて、大丈夫なんですか?

第三話が好きですが、今もこのような師弟関係があるのでしょうか。
斎藤教授は真摯に大学生と向き合っていたのでしょうね。
こんな手紙をもらったら、大事に宝物として取って置きますわ。
私のゼミは合宿なんてなかったけど、あるのが普通なんでしょうか。

本の中のいい言葉を書いておきます。

「夢を見るのは子どもたちの仕事。わたしたち大人の仕事は、子どもたちが夢を実現できるように支えること、って思ってたんだけどね。でも、わたしたちのなかにも子どもはいるんだな、と思って」

「書というのは、言葉に宿っている命と出会い、それを自分の身体を使って形にするような行為なのかもしれないですね」

「本人として向き合えるのは「自分」だけ」

「大学というのは、小学校からずっと箱庭のなかで育ってきた彼らが羽ばたく前の、最後の箱庭です」

軽井沢は犬連れで泊まれるホテルがたくさんあるので、行くことが多いのですが、次は本の中に出てきた「犀星の経」と室生犀星の旧居に行ってみたいです。
旧居は犬は入れないだろうから、わんこたちはパパといっしょにママを待っていてもらいましょうww。

<銀河ホテルの居候シリーズの順番>
@『

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[日本文学]

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