美しい山の風景がみたい、ということで、今度はブータン映画を観てみました。
前に観たグリーンランドが舞台の映画「
北の果ての小さな村で」のように、風景が圧倒的に綺麗です。大画面で観たいですね。
ブータンの首都ティンプーに住むウゲンは四年前に教師になった。
しかし自分が教師に向いていないので、オーストラリアに移住し、歌手になろうと思っていた。
そんなわけで、まともに身を入れて働かず、勤務態度が悪いので、上司にブータンで一番僻地の村、ルナナに赴任するように命じられる。
冬には学校は閉まるので、それまでの数ヶ月を我慢すれば、五年間の義務年限が終わることになる。
ウゲンは車でガサに行き、そこから迎えに来た村長の使いのミチェンと一緒に七日間かけて山道を歩いた。
ルナナは標高4800メートルにある、電気も水道もガスも何もない町だ。
村人たちは総出でウゲンを迎えてくれる。
しかしウゲンは学校と宿舎を観た途端に村長に言ってしまう。
自分は教師を辞めて帰りたいと。
村長はウゲンをなじりもせず、ラバを休ませるために、すぐには帰れないとウゲンに告げるのだった。
翌朝、寝ていると、クラス委員の女の子、ペム・ザムが呼びに来る。
ウゲンは帰る準備が整のうまで、授業をすることにする。
一人一人自己紹介をしていくと、ある男の子が先生になりたいと言う。
理由を聞くと、「先生は未来に触れることができるから」と答える。
ウゲンは純朴な子どもたちに心を動かされ、冬が来るまで教えようと決心する。
友だちに教材を送ってくれるように手紙を書き、教室を整え、ミチェンに黒板を作ってもらう。
やがて教室から子どもたちの楽しそうな声が聞こえるようになる。
ヤクの糞を拾いにいったウゲンは、ヤク飼いのセデュと知り合う。
彼女の歌う「ヤク飼いの歌」に魅せられたウゲンは、彼女から「ヤク飼いの歌」を教えて貰う。
セデュはウゲンのために教室に一頭のヤクを連れてくる。
やがてウゲンは子どもたちに受け入れられていく。
だが山の頂上に雪が降り、冬が近付いてくる。
そろそろ帰る時期だ。
そんな時にオーストラリアのビザが取れたという手紙が届く。
ウゲンは後ろ髪を引かれながらも、ルナナの人々に別れを告げる。
数ヶ月後、ウゲンはオーストラリアで歌っている。
しかし誰も聞いていない。
ウゲンは歌を止める。
そして「ヤク飼いの歌」の歌詞が書かれた紙を取り出し、歌い始める…。
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