この映画では主に各国にある難民キャンプ(世界23ヶ所、40ヶ所)の様子を描いており、制作は2017年、日本では2019年に公開されました。
難民とは「人種・宗教・国籍・政治的立場などを理由に迫害を受ける恐れがある者を指す」(「国連難民条約」1951年)
2016年、6500万人以上が難民生活を余儀なくされており、この数は第二次大戦以来最多である。(2021年、8000万人を超えているという。)
各国の状況
<イラク>
2003年アメリカ主導の多国籍軍がイラクに侵攻。26万8000人が死亡し、400万人以上のイラク人が故郷を追われた。
<ギリシャ>
2015年から2016年にシリア、イラク、アフガニスタンから100万人以上の難民がギリシャに押し寄せた。
レスボス島に一週間で56000人以上が流れ着く。
昨年一年で100万人が地中海からヨーロッパに避難し、レスボス島から50万人がヨーロッパに入った。
<バングラデシュ>
ミャンマーのムスリム系少数民族のロヒンギャは長年繰り返し弾圧を受けており、約50万人がバングラデシュやタイ、マレーシアに避難した。
<ギリシャーマケドニア国境>
2015年初頭、ヨーロッパの国々が難民に対し国境を閉じ始め、数万人がギリシャで足止めされている。
ドイツを目指すシリア、イラク、アフガニスタンから来た1万3000人がマケドニア国境が開くことを願い、ギリシャ北部に集まっている。
<シリアーヨルダン国境>
シリア内戦で約130万人のシリア人がヨルダンに逃げた。
ヨルダンは国境を40〜45ヶ所開けていたが、現在は5ヶ所のみである。正規のルートで避難したのは55万3000人であるが、実際は140万人。1948年と1967年のパレスチナ戦争の後、ヨルダンは200万人以上のパレスチナ難民の家となっている。
<イタリア南部>
21万人を超える難民がアフリカから来た。
<トルコ>
セコメントをする