とっても寒いニュースが届きました。
BBCの「白鳥救うため、バレリーナが凍った湾の上で「白鳥の湖」舞う 港建設に抗議」というものです。
氷点下15度でチュチュを着て踊ってます。さぞ寒かったでしょうね。絵面的には幻想的でいいですけど。
興味のある方は是非ご覧下さいませ。
成田名瑠子 『今日は心のおそうじ日和2』
平沢涼子は離婚後実家に戻りましたが、居づらくなったため、家事の能力を生かし、妻と子を亡くした作家・山丘周三郎の家の住み込み家政婦となりました。
それから一年が過ぎましたが、先生は滅多に笑わず、極端に口数が少ない人ですが、涼子たち親子に細やかな心配りをしてくれる優しい人で、思ったよりも先生との暮らしは安らかで心の落ち着くものでした。
しかし、そんな暮らしも終わりになりました。
片瀬結菜という女の子が弟子にしてくれとやって来たのです。
弟子は取らないからと一日だけ泊めてあげたはずなのに、彼女は居座り、先生に取り入り、涼子は自分たち親子の居場所がだんだんとなくなっていくような気がしてきます。
ちょうどそんな頃、実家からお見合いの話がきます。会ってみると、相手は家事好きな男性で、話が合います。心が動く涼子。
自分の悩みで鬱々としていて涼子は気づいていなかったのですが、娘の美空が担任と上手くいっていなかったのです。たまたま山丘が気づき、彼は学校を変ってもいいのではないか、その費用は自分が出すとまで言ってくれます。
結菜は一体なんのために山丘のところにやって来たのか。
涼子はどうするのか。
山丘先生、口数が少なく誤解されがちですが、実にいい人です。
そうそう猫のコヨーテが可愛いです〓。
柳美里 『JR上野駅公園口』
全米図書賞受賞作品というので読んでみました。
福島県相馬郡出身の男性が、世間が東京オリンピックで浮かれている時に、出稼ぎ労働者として上京します。これからという時に息子が死んでしまい、妻と二人で老後をという時に妻が死に、姪の世話になるのも心苦しくて上京したのですが、ホームレスになるしかなかったという、悲惨な男性の生涯を描いた作品です。
日本の高度成長期を担ったのが彼のような人たちですね。
最後の津波の描写は必要かな?と思いました。
高田在子 『まんぷく旅籠 朝日屋 ぱりとろ秋の包み揚げ』
親を亡くし、長屋からも追い出しをくらい、行く当てのないちはるの所に借金取りがやってきます。
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