「あなたを抱きしめる日まで」を観る
2021-01-15


マーティン・シックススミスの『The Lost Child of Philomena Lee』が原作の映画。(ネタバレあり)

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フィロミナ・リーは50年間隠し続けていた秘密を娘のジェーンに打ち明けます。
彼女は十代の頃、アイルランドに住んでおり、遊園地で知り合った男性と恋に落ち妊娠。男の子を産んだのですが、3歳の時に養子に出され、その子は50歳になるというのです。
この話を聞いたジェーンは、たまたまバイトに行く予定だったパーティにジャーナリストが来ると聞き、彼に母のことを話し、本を書かないかと持ちかけることにします。
ジャーナリストとは元政府の広報担当で失脚したマーティン・シックススミスで、彼はフィロミナと息子捜しをすることにします。

シックススミスとフィロミナたちはロスクレア聖心修道院へ行きます。
フィロミナが妊娠したので父親が彼女を修道院に預けたのでした。
出産後、100ポンド払えば修道院から出られますが、それでなければ4年間は修道院で働かなければならず、一日一時間だけ息子のアンソニーと会えました。
ある日、友だちのキャサリンの娘・メアリーの養子先の家族がやってきて、メアリーを連れて行こうとしました。ところがメアリーと仲のよかったアンソニーが彼女から離れなかったため、アンソニーまで養子として連れられていってしまったのです。
院長に修道院で火事が起こり、アンソニーの養子先が書かれた記録が焼けてしまったと言われます。
院長がフィロミナと二人で話したがったので、シックススミスは修道院のショップで待つことにします。そこで老齢のシスターを見かけたので話しかけようとすると邪魔されます。外に行くと、若くして亡くなった少女たちの墓が手入れされずに放置されていました。
フィロミナに院長はジャーナリストに気をつけるように言い、昔書いた誓約書を渡しました。
マーティンは息子の記録は焼失したのに、息子を探すのは断念するという書類だけが残っていたことに疑念を抱きます。
地元のパブで修道院の火事のことを聞くと、驚くべき事がわかります。
火事などなく、シスターたちが裏庭で記録を燃やしていたのです。
そして子どもたちはアメリカ人に一人1000ポンドで売られていたというのです。
聖心会に問い合わせましたが、たらい回しにされるばかり。
シックススミスとフィロミナはアメリカに行くことにします。

シックススミスのジャーナリスト情報網のおかげで、アンソニーのことがわかりました。彼はマイケル・ヘスと名付けられ、レーガンとブッシュ政権下で法律顧問をしており、8年前にエイズで亡くなっていたのです。シックススミスは取材で彼に会っていました。
失意のフィロミナは一度は国に戻ろうと思いましたが、アンソニーを知っている人に会ってみたいと思い直します。
彼らはアンソニーと一緒に養子になったメアリーに会いにいきます。
メアリーによると、義父は厳しく、いい子ども時代ではなかった、二人はアイルランドのことは話したことがないと言います。不思議なことに彼女は自分の母親のことは何も聞きませんでした。(実際はどうなんでしょう?)
次に恋人のピート・オルソンに会いに行きます。

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