中島久枝 『いつかの花』&『なごりの月』
2018-03-02



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お土産に江戸の上生菓子をもらい、江戸のお菓子に興味を持った小萩は、遠戚がやっている日本橋の菓子屋で、一年の約束で働き始めます。
二十一屋、通称「牡丹堂」は家族と職人二人で営む小さな見世ですが、お菓子の味は天下一品。
その上、菓子を学びたいと言う小萩の気持ちをくみ、教えてくれる懐の深さもあります。
しかし、一年はすぐに経ち、もっと菓子を学びたい、ここにいたいと言えない小萩でした。

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生まれ故郷の村に帰り、旅籠をやっている家の手伝いをしている小萩ですが、菓子職人になりたいという夢は忘れられません。
友達や姉にはそれがわかっていて、小萩に色々と言いますが、小萩はなかなか親に言えないでいました。
姉の結婚式が近づき、お祝いにお菓子を作ることになります。

姉の結婚式の後、小萩はやっと家族に気持ちをうちあけ、牡丹堂に戻れることになりました。
牡丹堂にはかつて見世で働いていた鷹一が現れ、牡丹堂の近くに天下無双という見世を出し、ことごとく牡丹堂の作る新作菓子をマネしてきます。
そんな折、金耕堂という版元が二十一屋と天下無双とで兄弟対決をやらないかという話を持ってきます。
さて、勝負はいかに。

不器用な小萩が、どのように努力して菓子職人なっていくのかが読みどころです。
職人の伊佐とどうなるのかしら?
ほんのりとしたお話です。


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昨日の暑さからか、またまた兄がひっくり返って寝ていました。
お腹が熱いと眠れないのしょうか?
兄とは正反対の弟は潜り込むのが好きなので、昨夜もハウスの中のタオルの下に入って寝ていました(笑)。

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