似鳥航一 『お待ちしてます下町和菓子栗丸堂 3』
2015-05-04



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和菓子屋栗丸堂を継ぎ、職人として一人前になってきている若主人の栗田に、悪友の浅羽が絡んできます。
彼は葵の正体を突き止め、わざわざ栗田に知らせ、一体葵のことをどう思っているのだと突き詰めてきます。
葵の家にびびりながらも、一緒に謎を解いていくうちに、栗田の心も決まります。

出てくるのは、あんみつ、みたらし団子、金平糖。
あんみつは嫌いではないのですが、あまり食べませんし、食べた店のはあまり美味しいと思ったことがありません。
みたらし団子は夫が好きなので、結構買いますが、これはといったのはまだ無いです。
金平糖はこの頃口にしません。
私がよく買うのは、大福とか桜餅、カステラが多いです。
栗丸堂の団子は本当に美味しそうです。

「団子にたっぷり絡んだ濃いきつね色をしたタレの甘辛さ。(略)団子に歯を立てると、サクッと焼きたて特有の素敵な感触があり、控えめに広がる香ばしい焦げの風味。直後にもちもちの柔らかな弾力が口の中で踊る」

こんな団子なら、食べてみたいです。
栗田は葵と謎を解くうちに、いつのまにか腕を上げていたんですね。

[日本ミステリ]

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