『パゴダの王子』@新国立劇場≪オペラパレス≫
2011-11-06


皇后エピーヌ:湯川麻美子       皇帝:堀 登
北の王:八幡顕光           東の王:古川和則
西の王:マイレン・トレウバエフ    南の王:菅野英男
道化:吉本泰久

さて、『パゴタの王子』のお話を簡単に紹介しましょうか。

<第一幕>
菊の国には王子とお姫様がいたのですが、王子は幼い時にい亡くなりました。
実は王子は継母のエピーヌに魔法をかけられサラマンダーに変えられたのです。
数年が経ち、お姫様のさくら姫もお年頃。
継母はなんとかしてさくら姫をかたずけ、菊の国を乗っ取ろうと画策していました。
そこで四人の王を国賓として招き、もっとも条件のいい王のところにさくら姫を嫁がせようとします。
しかし、さくら姫はうんとはいいません。
そこに五人目の求婚者がやってきます。この王子はサラマンダーでした。
さくら姫は継母や四人の王に従うようよりもサラマンダーに身をゆだねることにしました。

<第二幕>
さくら姫はサラマンダーの国へと向かいます。
魔物や怪物が出てきて、さくら姫を襲います。
やっと着いたとかげの王国で姫は目隠しをされます。
現れたサラマンダーは彼女に自分が魔法をかけられたことを話します。
兄の思いを受け止め、さくら姫は父の元へと戻ります。

<第三幕>
さくら姫が宮廷に戻ってみると、王である父は幽閉されており、継母が権力を握っていました。
父を見たさくら姫は継母を責めます。継母は娘を捕えようとします。
その時、サラマンダーが現れ、自分の身の上に起こったことを暴露します。
継母は宮廷から追放され、サラマンダーは人間の姿に戻り、菊の国に平和が訪れます。

禺画像]

1989年にケネス・マクミランが振付をし再演した時は、姉妹の争いの話でした。
ビントレーは継母と子供の争いの話にしています。
お話の舞台が日本ですが、ファンタジーですので、色々な文化がチャンプルしてます。
日本のお化けや魚(タコの衣装には笑っちゃいました)が出たと思ったら、何故かバリ風に変わり、ガムランの音が聞こえてきます。このガムラン、西洋の打楽器で表しています。

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