益田ミリさんも40歳。アラフォー世代のホンネを赤裸々に描いたのが、この漫画です。
タエ子、独身一人暮らし。マンションを買いました。
ミナ子、専業主婦で娘一人。仕事を探しています。
ミナ子の旦那の妹がタエ子です。
この二人の女性が、バトルを展開します。
どっちもどっちで、「隣の芝生は青く見える」という感じです。
私は子供がいないので、どちらかと言えばタエ子の気持ちがよくわかります。
タエ子が将来の保証が欲しいと思う気持ちなんか、「そうだろうなぁ」と思います。
でも、結婚してたって保証はあるようでないのですよ。
この二人の間で色々と思う、ミナ子の娘のリナちゃんのつぶやきが結構ドキっとします。
「大人って歳をとりたくない話が好きだな〜
人間にちょうどいい歳があるんだとしたら
それって何歳?」
「わたしは心の中で考える
ママは「何にもなれなかった」って言うけど
じゃあ、ママは今何なんだろう?
ちゃんとそこにいるのにママは変なことをいう
木から落ちたどんぐりは
全部が木になれるわけではなくて
鳥に食べられたり 踏まれてつぶれたり
芽が出られないようなところに転がっていったり
木になるってどんぐりには大変なことなんだって
先生が言ってた
だけどママは、もういるんだ
それは、とても、すごいことなんだ」
タエ子さんの言葉も素敵です。
「人はすべての質問に答えなくてもいいのである
すべてに答えようとがんばるとどうなるかわかる?
見失うんだよ 自分を」
どんな人も自分に折り合いをつけながら生きているんじゃないのかしら?
みんなそれぞれに色々とめげることはあるんだけれど、頑張っています。
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