村上春樹の長編小説は『IQ84』を読んで以来でしょうか。
だんだんとノーベル賞を取るかどうか話題になってきてから読まなくなってきました。
今回の本も読む気になれるかどうか自信がなっかったのですが、読み始めると最後までいけました。
26歳の夏帆は美大を出た後、絵本やイラストレーションを描いて暮らしている。
ある日、ブラインドデートで出会った男から「醜い」と言われてびっくりする。
自分を美人だと思ったことはないが、「醜い」と言われるとは思っていなかったので、純粋に驚いたのだ。
後から考えると、この時から夏帆の人生は変化していった。
ありくいの奥さんが現れ、武蔵境に引っ越さなければならないと言われ、夏帆は武蔵境の一軒家に引っ越す。
家の床下にありくいの夫婦が暮らすようになる。
ありくいの奥さんから頼まれて行った「とぎや」の主人はジャガーに乗り移られていて、夏帆は彼を助ける。
しばらくしてありくいの夫婦はブラジルに帰っていく。
そうこうするうちに夏帆の母親がシロアリの女王に取りつかれてしまう。
夏帆は母親を助ける決心をするが、超えていかなければならない試練があった…。
お話自体はそれほど難しくはないのですが、何を書きたかったのかを推測するのは難しいですね。
ファンタジーなのか、それとも…。
夏帆と母親の関係性がテーマかもしれませんが。
なんとなく昔の村上春樹の感じに戻ったのかなと思える内容でした。
読み始めたのが遅く、図書館に本を返してしまったので、詳しくは書けませんが、読みやすい作品でした。
ありくいとかジャガー、シロアリって何なのよ、とか思う人には合わないかもw。
そうそう、武蔵境を「文明の果つるところ」なんてディスってるところ、笑っちゃいました。
武蔵境はけっしてそんなところではありません。
村上さんは国分寺でジャズ喫茶をやってたことがあるから、あそこら辺のことは知っていると思いますが。
かく言う私も、昔、三鷹から国分寺の間の駅がいらないと思っていました(ごめんなさい)。
とても暮らしやすい町ですよ。
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