デ・ラ・モッツ&ニルソン 『死んでもいいくらいの掘り出し物』
2026-04-29


死が内覧にやって来る』に続くスウェーデン・ミステリの二作目です。

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休暇中のストックホルムの国家殺人班犯罪捜査官ピエテル・ヴィンストンはデーゲベリヤの骨董市にやって来た。
元妻と彼女の今の夫のポッペと待ち合わせをして、興味はないが彼らと骨董品を見て回り、そのついでに娘のアマンダがアイスクリームの売店でアルバイトをしているのを冷やかしに行こうと思ったのだ。

ところがヴィンストンは遺品買取業者の男の殺人事件と遭遇してしまい、たまたま近くにいたので、現場を保持し、初動捜査を指揮してしまう。
地元の捜査官エスピングは今度こそ自分の出番と思っていたのに、またヴィンストンと捜査することになってしまう。

被害者のナッレ・ぺーションはあこぎな商売をしているようで、様々な人から恨みを買っていたようだ。
その上、浮気をしていて、浮気相手に妻と別れると言っていたという。

ナッレが手に入れたという中国の砂糖壺が行方不明になっている。
一体どこにあるのか。
容疑者は複数いるのに、その中の誰が一番有力かわからない。
エスピングはヴィンストンより先んじようとするが…。

ヴィンストンは捜査に慣れているので余裕があり、エスピングとうまく捜査をしていこうと考えていますが、いかんせん、エスピングは殺人事件なんて滅多にない地方の捜査官ですから、自分が解決するんだと意気込んでいます。
そんな考えでうまく行くはずはないですよね。
でも、意外といいコンビです。

ヴィンストンは一人は寂しいのでしょうね。
素敵な女性と親しくなれたか…と思ったのに、うまく行かなくて可愛そうでした。
娘のアマンダは頭のいい子みたいですね。
母親と彼女が同じようなタイプだと見抜いてますから。
子どもは侮れません。

砂糖壺のありかはすぐにわかります。
なんでそのことをエスピングが無視したのか、私には疑問でした。
わかってしまうと話が続かないからなのかしら?
記憶が確かではないのですが、もう一つ、疑問に思ったことがあったような…。

ミステリとしてはそれほどではないのですが、なんと、このシリーズ、二作目で終わってしまうみたいです。
というのも、ヴィンストンが休暇を終え、ストックホルムに帰ってしまうからです。
なんとも中途半端なこと。
スウェーデン・ミステリとして期待したのに、期待外れで終わってしまうなんて。
それにスウェーデンらしさも感じられなかったので、わざわざ読まなくてもいいかもしれないシリーズですww。

[外国ミステリ]

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