原題は『Last word to the wise』ですが、このシリーズの日本でのタイトルは『雪山書店と○○○○』に統一するようです。
コロラド州の片田舎の町、ラスト・ワードでブック・シャレーを切り盛りするエリー・クリスティと姉のメグ・クリスティは、図書館でブラインド・ダブル・デートをする羽目になる。
というのも、いとこのローナが『愛書家に運命の出会いを』という読書の趣味に基づいた結婚仲介業を始めたので、試運転のためのデート用モルモットにされたからだ。
メグの相手は颯爽とした貴族のような雰囲気の起業家であり慈善家のジョー・ダーシー。
一方、エリーの相手は全身ツイードのミッド・マウンテン・カレッジの英文学教授のドクター・ワルドン・オグレディ。
メグたちはいい雰囲気になり、翌日のデートの約束をしたようだ。
しかし、エリーの方のドクターはアガサ・クリスティをそしりあげ、自分の専門のベケットについてとうとうと話し続ける退屈な男だった。
次の日、ジョー・ダーシーはデートに現れず、家のデッキから落ちて死んでいるのが発見される。誰かに火かき棒で殴り殺されたようだ。
どうもダーシーには裏の顔があったようだ。
彼に最後にあったのがメグだったので、メグは容疑者の一人になってしまう。
メグのアリバイを確かなものにするため、エリーは動く。
そんな最中に、劇場に行ったエリーとメグは事件に遭遇する。
その時にエリーはアガサ・クリスティの戯曲『ねずみとりー注釈付き舞台劇』が階段の途中に落ちているのに気づくが、後で見に行ったときにはなくなっていた。
事件と何か関係があるのか。
キュートな刑事に惹かれながらも、エリーは姉の容疑をはらすために奔走する。
アメリカのコージーミステリでお馴染みなのが、主人公に絡む強烈なキャラのワガママ女です。
このシリーズではエリーのいとこのローナがその役割のようです。
金銭的余裕があるらしいので、様々な事業に手を出すことが出来て、うらやましいです。
メグとエリーはローナの強引さに辟易しながらも、協力しているのは何ででしょうね。
ちゃんとブラインド・デートはイヤだと言って断っていれば、事件に巻き込まれなかったのに。
これからもずっとメグとエリーはローナに悩まされていくのでしょうねww。
もうひとつのコージーミステリのお約束はくず男の存在です。
このシリーズではメグの元夫がそうです。
メグちゃん、何であんな男に引っかかったのと言いたくなります。
今回も色々とやってくれました。
後は主人公の恋のお相手がいればバッチリですね。
どうなるのかと思ったら、二作目に出てきました。
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