『ダーク・アワーズ』に続くボッシュ＆バラード・シリーズ。

一年前、「バラードは権力争いと官僚主義、女性蔑視などあらゆることで堪忍袋の緒が切れ、市警を辞め、ボッシュとパートナーを組んで、私立探偵になることに同意」していた。

しかし、市警本部長が好きな所属先を選んでいいと約束したため、バラードは私立探偵にはならず、ダウンタウンの強盗殺人課を選んで復職した。

そんなバラードがボッシュに会いに来た。

三十年前、女子高生が殺された事件が未解決になっており、その女子高生の兄で市会議員になったジェイク・パールマンが、ロス市警に妹の事件に取り組むように圧力をかけた。

そのことを知ったバラードは、上司に強盗殺人課から異動し、未解決事件班を再編制し、その未解決事件を調べるという提案をしたのが認められたという。

未解決事件班の責任者になったバラードは、ボランティアか契約職員としてボッシュにチームに加わって欲しいと持ちかける。

ボッシュは迷宮入りした2013年に起きたギャラガー一家四人の殺害事件に未練を残していた。

その事件に再度取り組むことができるというので、彼はチームに入ることを承諾する。

未解決班存続のため、パールマンの事件を優先し、解決したいバラードと何よりもギャラガー一家殺人事件を解決したいボッシュ。

二人の思惑は平行線のままだったが…。

老いぼれ（失礼）刑事に振り回されるバラードが少し可哀想でしたが、ボッシュがパールマン事件の糸口を見つけたのだから許してあげてね、笑。

何しろボッシュは子どもが犠牲になっている事件に弱いんです。

ボッシュの自らの命を賭けても事件を解決してやろうという心意気は買いますが、だからといって…。

これ以上書くとネタバレになるので書きませんが、私としては[ ？？？？？？？？？？？ ]