「コーダ あいのうた」を観る
2022-08-05



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「Coda」とは「Child of Deaf Adults」の略語で、「耳がきこえない、きこえにくい親を持つ、耳が聞こえる子」のことです。
この映画は2014年のフランス映画「エール!」のリメイクで、今年の三月にアカデミー賞の作品賞を取っています。

ルビー・ロッシの両親フランクとジャッキーと兄のレオは耳が聞こえなく、彼女だけが聞こえます。
毎朝三時に起き、船に乗り、漁に出ているため、学校に服を着替えずに行ったり、疲れて授業で寝てしまったりしてしまいがちです。
そのためか学校では浮いています。

ルビーは新学期に片思いのマイルズが合唱クラブに入るのを知り、自分も入ることにします。
最初の日、ベルナルド(V)先生に音域を決めるから「ハッピーバースデー」を歌うように言われ、ルビーは自分の番が来た時に思わず逃げ出してしまいます。
後からV先生に会いにいき、入学した頃話し方がおかしいと笑われたことを話します。
V先生はルビーがコーダであることを知っており、ルビーに大事なのは声で何を伝えられるかだということを教えます。

V先生の指導でルビーはだんだんと人前で声が出るようになり、秋のコンサートではマイルズとデュエットで「You're All I Need To Get By」を歌うことになります。
その上マイルズと同じようにバークリー音楽大学に進学するように勧められ、特別レッスンを受けることになります。

ルビーとマイルズは一緒に歌の練習をするうちに、衝突することもありましたが、いつしか心を通わせるようになります。

漁港では魚の値が下がり、困ったロッシ家は自分たちで魚を売りさばくために漁師共同組合を立ち上げます。
他の漁師たちも参加し、仕事が忙しくなり、ルビーの負担が増え、V先生のレッスンに遅れていくようになり、やる気がないのかと注意されます。
次のレッスンの日、母に取材があり、急に通訳をすることになり、また遅れてしまいます。
その後、急いでV先生の家に行きますが、ドアは閉まったまま。

ルビーはとうとう両親にバークリー音楽大学に進学したいと話します。
しかし母に事業を始めたばかりで、あなたがいないとやっていけないと反対されます。

次の日、ルビーは漁をサボり、マイルズと一緒に湖に行きます。
その日は監視員が船に乗り込む日で、無線に気づかない父と兄に不安を感じた監視員が沿岸警備隊を呼んでしまいます。
沿岸警部隊の停止命令を聞かなかったため、ロッシ家は免許停止になり、反則金を払わせられ、船に聴者の乗業員がいないと漁に出られなくなります。
兄はルビーのことを思い、聴者の乗業員を手配しようと言いかけますが、父と母に遮られます。
父も母もその役目はルビーがやるべきだと言います。
反発するルビーでしたが、結局進学を諦めることにします。
兄はルビーに家族の犠牲になるなと怒ります。


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