ここ数週間で読んだ漫画と文庫本の紹介です。
まずは漫画から。
<漫画>
本田 『ほしとんで 1〜5』
八島芸術大学文学科に入学した尾崎流星が学校から割り当てられたゼミが俳句ゼミ。全く俳句なんて読んだこともないし、興味もない。
ゼミ仲間になった人たちも同じです。
個性的な仲間と共に、流星は講師坂本の指導の元、俳句を学んでいきます。
俳句漫画です。切れ字、季語などを学び、最後には連句まで作ってしまいます。
こんなゼミがあったら入りたいわ。
たらちねジュン 『海が走るエンドロール 1〜2』
夫と死別した65歳のうみ子は、久しぶりに訪れた映画館で海という映像専攻の美大生に会う。そして自分は「映画が撮りたい側」の人間だと気づく。
65歳にして、うみ子は映画を撮るために海のいる美大に入学する…。
65歳にして自分のやりたいことを見つけ、挑戦するうみ子。
いい年して何してんのという周りの雑音に負けずに、挑戦することは素晴らしいです。私も何かやろうかしらと思わせてくれます。
シリーズ物の訪問看護師を描いた『ナースのチカラ 7』と子どもの心の診療所の『リエゾン 8』はお勧めです。
もし介護や子どものことで悩んでいたら、読んでみて下さい。参考になることがあるかも。
<読んだ文庫本>
風野真知雄 『いい湯じゃのう 将軍入湯 二』
目安箱の投書を目にした徳川吉宗は実際に湯屋に赴くといいだします。
そのため家来たちはあらゆる事態に対処できるように準備に大わらわ。
湯屋に行ったことのない吉宗のために、予行練習をしようということで、なんと本丸の庭に湯屋を再現することに!
準備万端で湯屋に行った吉宗は湯屋が気に入りますが、ひょんなきっかけから市井で起こる謎を解くことになっちゃいます。
凝りも大分よくなり、揉み治療師の上野銀内が不審に思うほど。
一方、湯煙り権蔵とくノ一・あけびは、「上さまの落とし胤」と噂されている天一坊の出自をさぐるため、吉宗のかつての思い人の行方を追うことに。
なんとまあ、吉宗の気がいいこと。こんな殿様だったら幕府も安泰か?
五十嵐佳子 『星巡る 結実の産婆見習い帖』
結実は14歳で産婆見習いとして祖母の真砂に弟子入りし、早八年。
任されることも増え、やりがいを感じるこの頃です。
同じ見習いのすずは夏に子が生まれます。赤ん坊の世話を引き受けてくれる人がいなければ、夏以降も真砂と結実のふたりだけでお産の立ち会いをしなければなりません。
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