砥上裕將 『7.5グラムの奇跡』
2022-01-05


左目の左隅の視野が少し残っているので、助かることもあります。急に左から人が来たり、自転車や車が来たりしてもわかるからです。

「緑内障気質」のことが書いてありました。
検査の数値を気にする人が多いらしいです。私もそうですが、それが当たり前だと思っていたのですけどね、笑。
視野検査の結果をもらっているのですが、これも「緑内障気質」だと思われているのかしら。

緑内障の喫茶店のマスターの言葉を載せておきます。
緑内障で目薬なんか面倒だと思っている人へ。

「一日も欠かさず、どんなときも目薬を決まった時間に差し続けるのは、難しいことです。でもね、丁寧に生きる価値はあります。正確に目薬を差し続ける価値もあります。人生というのは本質的に手作りです。自分の手と心で作っていくものです」
「自分の光を守ることには価値があります。人生を形作るのは、自分の手と行いです。自分の手で積みあげてきたものは、形は変っても、その手触りは消えていったりはしないんですよ」

私は右目は緑内障にならないとは言われていますが、眼圧が20以上あり高いので目薬を差しています。が、よく忘れます。ダメですねぇwww。

「当たり前のように見えるということは、奇跡のようなものです」

この言葉を胸に、緑内障患者であることに慣れすぎていた自分を再度見直すことにします。

*公益社団法人日本視能訓練士協会のHPに短編小説集『7.5グラムの奇跡』の朗読動画が公開されています。是非聞いてみてください。
ここをクリック。


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