「世界にひとつのプレイブック」を観る
2021-02-08


この映画、私にはちょっと合わない映画でした。
主人公とその相手が精神的に病んでいて、如何にもアメリカ的と言えば言えるけど…。

禺画像]

ポスターを見ると、明るい映画に見えますが、明るいというよりも…?
(ネタバレあり)

高校で歴史を教えていたパットは双極性障害で精神病院に入院していましたが、やっと退院しました。
元妻のニッキーが同僚と浮気をしている場面に出くわし、浮気相手に暴行をしため、病院に入れられたのです。
パットはニッキーと復縁しようと固く決心していました。

パットのやることなすこと、病んでます。
ヘミングウェイの『武器よさらば』を読んで、ヘミングウェイに電話をかけて謝るようにいってくれと両親に言ったり、セラピーに行き、流れている曲が気にくわないと暴れたり、接近禁止令が出ているのに、妻の学校に押しかけたり…。

笑っちゃうのは、彼の父親役がロバート・デ・ニーロで、アメフトのノミ屋をやっているのですが、彼はテレビで試合を見る時に手にハンカチを握り、リモコンが3つないと駄目なんです。彼も少し病んでますね。
なんでデ・ニーロはこの映画に出たのかしら?もったいないけど、楽しそうに演じているのでいいのですけどね。

ある日、友だちのロニーの家にディナーに招かれます。
ロニーの女房の妹・ティファニーも来ていました。ティファニーは夫のトミーが亡くなったショックから心理療法を受けているようです。
二人は薬のことで盛り上がりますが、急にティファニーが帰ると言い出し、パットが送っていくと、セックスに誘われます。妻がいるからと断ると、頬をひっぱたかれてしまいます。
その夜、夜中の3時に結婚式のビデオを観ようと探し始めるパット。見つからず、奇声を上げて騒いだため、近所の人がびっくりして起きてしまい、電話が鳴り止みません。彼を落ち着かせようとした母を殴り、父とはつかみ合いの喧嘩をしてしまい、警官がやってきます。

次の日、ジョギングをしているとティファニーが現れ、友だちになりたいと言います。二人は夕食を一緒に食べることにしますが、レストランで頼んだのがパットがシリアルでティファニーは紅茶です。パット曰く、シリアルだとデートと思わないから。
パットのニッキーに対する気持ちを知り、ニッキーに手紙を渡してあげると言い出すティファニーでしたが、話しているうちに仕事を解雇された理由を話し出し…。

次の日の朝、父親は封筒が一枚ないと騒いだ後(パットが取ったのね)に、パットにアメフトの試合を一緒に見ようと誘います。家族が一緒に見ることに意義があり、賭けに勝てるんだそうです。パットは父親と試合を見ることよりも、ニッキーへの手紙をティファニーに渡すことに頭がいってます。
急いで手紙を持ってティファニーに会いに行きますが、手紙を渡す代わりにダンス大会に出てくれと言われ、いやいやダンスをする羽目になるパットでした。

パットもパットですが、お父さんもやってくれます。

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