「ヴィクトリア女王 最期の秘密」を観る
2021-01-27


調査の結果、アブドゥルは下層民の出で、刑務所の記録係をしており、学校にも行っていないことがわかります。バーティたちは女王に彼の卑しい出自を教えます。しかしそれを知った女王はバーティたちを卑劣な差別主義者と罵倒し、アブドゥルに爵位を与えると宣言します。これには召使いたちも怒り、総辞職すると言い出します。女王は妥協してヴィクトリア勲章のコマンダー章を与えることにします。

それからだんだんと女王は弱っていき、いよいよ死の床につくようになります。
アブドゥルを呼び、死の怖さを語る女王に、彼は別れを告げます。
「愛こそが世界、人はその一片に過ぎぬ」「あなたは安息の地へと向かっているのです」「さようなら、我が女王」。

女王が崩御してバーティ王太子はエドワード7世として即位しました。
アブドゥルの女王の親交の証はすべて破棄されます。
アブドゥルはインドのアグラに戻り、その8年後に亡くなりました。

この映画は実話を元にしているそうです。
映画の最後にアブドゥルの写真が出てきます。もちろん映画のアブドゥルほどイケメンではないです、笑。
王立文書館に保存されていた女王がウルドゥー語で書いたノートとアブドゥルの甥の子孫が保存していた日記からわかったことらしいです。

「わたしたちはみな囚人」という女王が哀れです。
とても人間的なヴィクトリア女王の姿が描かれた映画です。



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