瀧羽麻子 『女神のサラダ』
2020-08-27



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神社で拝もうとすると、神前に花嫁と花婿がいました。
アレ、親族がいない。
カメラマンがいるから写真を撮るだけなのかしら?
それともコロナ禍なので、2人でひっそりと結婚式を挙げることにしたのかしら?
こんな世の中だけど、末永くお幸せに。


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8つの短編集。
そのどれもが農業に携わる女性に関した物語です。
私自身サラリーマンの家庭に育ったので、まったく農業のことはわかりません。
北海道にいた時に、「畜産は一年中休みがない。農業は冬は遊んで暮らせるからいい」なんて農家の人が言うのを聞いたことがあります。
温室やビニールハウスがありますから野菜を作っていれば一年中休みがなさそうですけどね。

都会で疲れた人が農業につくことにより癒やされていくことがありそうです。
やってみなけりゃわからない苦労があるでしょうけど、憧れみたいなものがあります。
夫が退職したら、農業は無理ですけど、のんびりと家庭菜園をやるのもいいなと思います。
でも腰をかがめたり、膝を折ったりしなければならないので、私のように首や膝、腰の悪い人にはやれませんね(恥)。

「なんでも自分の思いどおりに進めなければならない」人には、「なんもかんもお天道様のご機嫌しだい」というところや、短気な人には「作物の生長を辛抱強く見守る」というのは修行になっていいでしょうね。

主人公のどの女性も特別な人ではありません。どこにでもいる私たちと同じ人です。
悩み、愚痴を言い、落ち込み・・・、でも最後は前向きになる。
美味しい野菜が食べたくなる、そんなほっこりしたお話の数々です。

[日本文学]
[散歩]

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