M.C.Beaton 『Agatha Raisin and the Deadly Dance』"
2020-07-16


嬉しいことがありました。
あのシャープのマスクの当選メールが来たのです。
なかなか当たらないという噂だったのですが、うちが当たったということは、もうマスクはいらないという人が増えたからということですかね。
今になると三千円もするマスクは高いですが、記念に買っておきますわ。

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アガサ・レーズン・シリーズは来年まで刊行されないということで、仕方なく英語で読んでみました。
アガサ、絶体絶命!

休暇でパリに行ったアガサはスリにあい、警察とのやり取りに頭にきて、さっさとイギリスに帰ってきてしまいました。
彼女の悪いところ(良いところ?)はカッとなるととんでもないことをやらかしてしまうことです。
警察よりも私の方が捜査はお手のものよ、と探偵事務所を開いてしまったのです。
なかなかよい秘書候補が現れずヤキモキしていた時に、アガサの家の隣に引っ越してきた67歳、未亡人のEmma Confreyがやって来ます。
彼女はなかなか図々しい性格のようで、面接中に猫を探してもらいに人がやって来たのをいいことに、その猫を探せたら雇うとアガサに約束させてしまいます。
その後、猫探しが上手くいったもんだから、しぶしぶアガサはエマを採用しますが、このことが後からとんでもないことになります。

猫の捜索や浮気捜査などに飽き飽きしていた頃、アガサの探偵事務所に友人のサー・チャールズ・フレイスから紹介されたというMrs Laggat-Brownがやって来ます。
明日の娘の21歳の誕生日パーティで婚約発表をする予定なのに、結婚すると殺害するぞという脅迫の手紙が来たと言うのです。
パーティに出席して怪しい者を捜してもらいたいと依頼されたので、アガサとエマはパーティに行きます。
花火が上がった時に、アガサは屋敷の窓から銃が発射されるのを見て、Mrs
 Laggat-Brownと娘、婚約者の三人をプールに突き落として助けました。
それなのにMrs Laggat-Brownはアガサがパーティを台無しにしたとカンカンになって怒ってしまいます。
しかし、アガサの友人でミルセスター警察の部長刑事・ビル・ウォンはアガサの言うことを信じ、銃が発射されたと見られる部屋を調べ、彼女が正しかったことを証明してくれました。
そのおかげでアガサは調査を続けられることになります。

アガサは50代前半、エマは60代後半ですが、イギリスの女性ってそんなに愛情に飢えているのかしら?
チャールズがエマをランチに2回誘っただけなのに、エマはその気になってしまうんですよ。チャールズは40代だったと思うけど、彼に対しストーカーまがいのことをやっちゃうんですから。
アガサの元同僚のロイなんかは30代なのに、エマは彼と私は恋人同士に見えるかしらなんて思ったりするんです。
エマもアガサのように結婚生活が不幸だったからかしら?
とにかくエマのアガサへの敵対心や上手くいかないのはすべてアガサのせいにするということには驚くばかりです。
エマは危ない人ですね。

可哀想だったのがアガサです。

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