中山七里 『翼がなくても』
七里さんの本なので、買ってみました。
嬉しいことに犬養刑事と悪徳弁護士の御子柴が出てきました。
陸上200m走でオリンピック出場を狙う市ノ瀬紗良は交通事故で左足を切断。
加害者は幼馴染みの相楽泰輔でした。
相楽たち親子はお見舞いにも来ず、悪徳弁護士の御子柴を雇いますが、康輔は自室で何者かに殺さます。
犬養刑事は動機のある紗良を疑いますが、彼女には犯行が不可能でした。
紗良はパラリンピックの200m走に再起をかけており、そのために義足を作っていましたが、そのお金の出所が不明だったのです。
高橋由太 『作ってあげたい小江戸ごはん たぬき食堂はじめました!』
美味しそうなごはんが出てくるのかと思ったら、出てきましたが、同時にあやかし(?)まで出てきました。
考えてみると高橋さんですからねぇ。
大地は父親が病気になったので、彼の経営している定食屋「たぬき食堂」を継ぐこととなりました。
そこに押しかけてきたのが、たまきという不思議な女性です。
彼女は食いしん坊で古風なしゃべり方をするのです。
あっという間にたまきはたぬき食堂の看板娘となります。
たまきにはっぱをかけられ、大地はご近所さんの悩みを解くために、特別料理を考えることとなります。
櫛田節子 『介護のうしろから「がん」が来た!』
認知症の母の介護を20年間続け、やっと施設へ入居させたのに、今度は自分が乳がんになって入院・手術をすることになります。
無理をすると身体に来るのね。
乳がんの治療について参考になりそうなことも書かれているので、一読の価値ありです。
大橋洋平 『緩和ケア医が、がんになって』
緩和ケア医が患ったのは、萩原健一と同じ希少がん(GIST)でした。
胃の大部分を取ったため、スプーン一杯しか食べられず、消化液が逆流し、横になって眠られず・・・。
自分が病気になって初めて知る患者の思いです。
病気にならなくても、とてもいい医師だったのではと思える人です。
≪読んだまんが≫
じゃんぽ〜る西『モンプチ 嫁はフランス人 1〜3』
『私はカレン、日本に恋したフランス人』
もてない漫画家がフランス人ジャーナリストと出会い、結婚し、子どもまで持つこととなった経緯、日本とフランスの違い、育児の様子などを描いたまんがです。
カレンさん、フランス人としても変わっている方なのではないかと思いました。
面倒だけどお互いにいいところを言い合うのっていいですね。
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