雨でしばらく散歩ができなかったせいか、元気な犬たちです。
今日はちょっと暑かったので、水をよく飲みました。
ママも一緒に散歩をしました。
天童荒太 『巡礼の家』
天童さんの故郷、松山の道後温泉を舞台にしたお話です。
15歳の雛歩は人を殺してしまったと思い込み、行き場所を求めてさまよっているところを、お遍路さんを迎える宿「さぎのや」の女将に助けられます。
「さぎのや」は帰る場所のない人のための場所でした。
やがて「さぎのや」や町の人たちの温かさに雛歩は癒されていきます。
本当に「さぎのや」のような場所があればいいなぁと思いながら読み進んでいきました。
こういう場所がないからこそ、求めてしまうのでしょうね。
成田名璃子 『今日は心のおそうじ日和 素直じゃない小説家と自信がない私』
ライトノベルかなと思いつつ、買ってみましたら、なんと面白いじゃないですか。
題名がよくないですね。
バツイチになり娘と共に実家に戻った平沢涼子は、自分を何の取り柄もない女だと思い込んでいました。
それというのも、夫がバリバリのキャリアウーマン(今も言うかしら?)と浮気をして、捨てられたからです。
実家にもいずらくなりつつあった頃、小説家の家の住み込みの家政婦の仕事が舞い込みます。
面接に行ってみると・・・。
世の中専業主婦を馬鹿にする傾向がありますが、主人公の涼子もそう思っていました。
しかし、家事を完璧にできるのなら、それは強みになるのです。
私なんか仕事ばかりやっていたので、家事はできないもの。
洗濯は機械がやってくれますが、アイロンがけとか掃除、料理が未だに苦手です。
楽しいとは思えないのです。
その点、涼子さんはすごいです。
どうしても家事が面倒という人がこの本を読んでみると、家事に対する考えが変わるかもしれませんよ。
十三湊 『かくしごと承ります。〜筆耕士・相原文緒と六つの秘密〜』
この本もライトノベルと思い読んでみると、面白かったです。
題名がこれまた今一つです。
筆耕士というのは賞状や卒業証書、招待状などを毛筆で書く仕事をする人です。
大学の書道学科を出て、故郷の静岡県三島市に戻った文緒は、思いを寄せている書道の先生・都築尚之から仕事を回してもらったり、SNS経由で仕事を請け負ったりしながら生計を立てています。
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