サラ・パレツキー 『フォールアウト』
2018-01-13



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好きな女探偵で上位に絶対いくであろうと私が思うのが、V・I・ウォーショースキー、ヴィクです。
彼女は50歳を超えても、誰にも頼らず我が道を行きます。
例え恋人に一緒に来てくれといわれても、探偵という仕事を捨てず、シカゴに留まり続けます。
彼女が求めるのはお金ではかえない、生きているという証なのかもしれません。
普通の穏やかな生活では満たされない人なのでしょうね。

今回のヴィクはシカゴを飛び出し、あの『オズの魔法使い』で有名なカンザス州ダグラス群ローレンス市に赴きます。
映画監督を目指す大学生のオーガストと女優のエメラルド・フェリングの行方を探すためです。
急にいなくなったためオーガストは窃盗の疑いをかけられています。
彼らはエメラルドの人生をドキュメンタリーにするために、彼女の故郷であるカンザス州へと旅立ったというのです。

カンザス州ローレンス市で彼らの行方を探し回るヴィクですが、彼女の行くところには何故か危機に陥った女性と死体が見つかります。
昔の核ミサイル配備に対する抗議運動がどう二人の行方と関わっているのか。
閉鎖的な人々の口をどうやって開かせるのか。
ヴィクの活躍が期待されます。

ゴールデン・レトリヴァーのペピーと一緒に旅するヴィク。
彼女は犬は「わたしの感情面のサポートドッグ」と言っています。

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少なくとも、この仔にとって、ボールは感情面のサポートグッズでしょうね(笑)。

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「ママさん、大丈夫です。僕がママのサポートドッグになります」 by 兄犬。
「あなたにはママの方がサポートしてるわよ」 by Mon。

まだまだ修行が足りない犬たちです。

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