宮下奈都 『窓の向こうのガーシュウィン』
2016-07-15


「夏がく〜ると・・・」我家の犬の寝相が悪くなります。
ハウスに入れた新品のクッションを外に出して寝ています。
犬も新しい物が好きなんですね。

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頭が落ちてます。
そのうちに・・・。

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おみぐるしい姿をお見せいたしました(笑)。



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本屋大賞を取った『羊と鋼の森』は図書館予約が相当ありそうなので、もう少し待つことにし、他の本を読んでみました。
『太陽のパスタ、豆のスープ』は読んでいたのですが、それほどでもなかったのか、記憶に残っていません・・・。
この本は好きです。

未熟児で生まれ、両親は無知ゆえに保育器を拒否。そのため脳の機能障害(?)が残ったらしい主人公の「私」のお話。

「私」は家庭にも恵まれず、19歳になるまで周りとうまく溶け込めずに来ました。
訪問介護ヘルパーの仕事を始めるのですが、相手が何を言っているのかがわからず、ちゃんと仕事ができないので、2回目は断られる始末。
しかし、一軒だけ、彼女を受け入れてくれる所がありました。
元教師の横江先生の家でした。

息子らしい額装家の手伝いをするようになり、同級生だった孫と再会し、やっと自分の居場所を見つけられた「私」でした。

横江先生のような先生っていいですね。
彼にとって「私」は優しく育んで、心の成長を促し、社会にそっと送り出してあげる生徒のような存在
そういう先生って今いるのかな?
35人から40人ぐらいの子どもたちの中には「私」のような子がいて、先生一人では見きれないですよね。

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