不思議な世界を描いた本、2冊
2012-04-25


ドイツにお住いの多和田葉子さんが書いた『雪の練習生』です。

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読んでいくと、途中で、「アレ?」と思います。そして、前を読み返し、「そうか」となります。
ヒントはベルリン動物園の人気者、「クヌート」。
飼育員が自宅で亡くなっていたという記事があったような・・・。

もう一冊は小川洋子さんの『猫を抱いて像と泳ぐ』。

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題名からして普通ではないですね。
伝説のチェスプレーヤー、リトル・アリョーヒンの話です。
そういえば、羽生さんが元チェスの世界チャンピオンとチェスをやって勝ったというニュースを見ました。チェスと将棋は共通するものがあるのですね。
羽生さんがチェスをやっていたら、世界チャンピオンになっていたかもしれません。
チェスのわからない私にも、チェスの世界の深遠さがわかる話でした。
『博士が愛した数式』とは全く違った独特の世界です。

[日本文学]

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