ギャレスと私って縁があるのか、ないのか?
昨夜何を見ようかな・・・とチャンネルと回していると、ギャレスじゃないですか。
それなのに最終回とは・・・。
仕方ないので、見ましたよ。
第三回目だということですから、一回目と二回目の人を集め、やる気にさせるためにギャレスが駆け回る姿が見られない。いつも(画面で)ギャレスに会う時は上手くいって安心しているギャレスの顔しか見られません。いいんだか、悪いんだか。
真ん中がギャレスです。
今回のギャレスはイギリス南部のイースト・サセックス州にあるオペラハウス「グラインドボーン」で、オペラなんか聞いたことも見たこともない少年少女がユース・オペラに参加するのを手伝います。
演目は「ナイト・クルー(騎士団)」という現代オペラです。
どうも不良たちの話らしく、彼らは主人公の友人たち(ナイト・クルー)を演じます。若者たちの母親役として、地域の親たちも参加します。
ギャレスは彼らを「希望を失っていた子供」と言います。
イギリス社会は未だに階級社会なんでしょうね。参加する少年少女の生活を見ていると、「ナイト・クルー」の世界そのままです。
「僕の家の近くでナイフで死んだ人がいる。この前はパブでナイフによる殺人があった」なんて、10代の男の子が告白していました。
女の子が一人、短時間ですが舞台でソロを歌えることになりました。
ギャレスはフィリッピンから三年前にやってきた14歳のゲイルがふさわしいと思っているのですが、オペラの指揮者たちは他の子を選びました。
何故ギャレスはゲイル(写真の前列左から2人目)がいいと思ったのでしょうか。
彼は子供たちの未来を見る人なのです。現在は他の子がいいかもしれない。しかし、ゲイルは一回も練習を休まず、将来は女優になりたいと思っている。今はダメでもこれから本番まで一生懸命練習すればゲイルは歌えるはずだと思ったから、ギャレスはゲイルが選ばれて欲しいと思ったのです。
ギャレスって「先生」なんですね。
ゲイルの代わりに選ばれたエルシー(写真前列右端の子)も訳ありです。私はこの子が選ばれて、ゲイル以上によかったと思いました。ゲイルは14歳ですから、まだまだチャンスはあります。
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