今日は広島の原爆記念日。アメリカがやっと式典に参加します。
「エトワール・ガラ」を見に行っていたのですが、旅行のため今頃書いています。実はAプログラムのチケットも買ってあったのです。相棒の予定を優先して旅行を入れたので、何ヶ月も前にチケットを買ってしまうと無駄になることがあります。仕方ないですね。感想を見るとBプログラムの方がいいと言う人が多いので、ラッキーでした。でもAプログラムのハンブルク・バレエ団の人たちの踊りは見たかったです。
2010年7月30日(金) 19時開演
「コッペリア」第二幕より
ドロテ・ジルベール
ジョシュア・オファルト
ドロテの衣装が白いレースのスカートで、とってもキュートでした。
二人が楽しそうに踊っているのがわかりました。
「ロミオとジュリエット」よりバルコニーのシーン
振付:K.マクミラン
エフゲーニャ・オプラスツォーワ
マチュー・ガニオ
ガニオ君はもう大人になってしまいました。もうロミオに必要なキラキラした若さが見られません。もっと前に踊っているのを見たかった・・・。
急にパートナーが替わったからか、リフトが大変そうでした。
「ロミオとジュリエット」は若い二人が悲劇に向かっているからこそ、このバルコニーの場面が心を打つんですね。
「フラジル・ヴェッセル」
振付:J.プベニチェック 音楽:S.ラフマニノフ
シルヴィア・アッツォーニ
アレクサンドル・リアブコ
イリ・ブベニチェック
このガラで一番好きな踊りです。
ラフマニノフの曲に合わせて、三人が踊ります。振付がイリです。彼は才能がありますね。三人の絡みが美しい。
「「ヴェッセル」は、私の中では器であり船もイメージしています。私の中の人間としての弱さを意識しました。私達はみなか弱く、そして一種の器としての存在でもあります。我々の魂のためにそれを受け止める器としての肉体があるように」
(パンフレットより)
「プルースト〜失われた時を求めて」より囚われの女
振付:R・プティ 音楽:C.サン=サーンス
エレオノラ・アバニャート
バンジャマン・ベッシュ
最初にパンフレットを読んでから踊りを見ればよかったと思いました。
「プルースト」は第一幕「プルーストの天国のイメージ」は若い男女のきらめくような恋の諸相、第二幕「プルーストの地獄のイメージ」は同性愛や若さへの執着が渦巻くくらい愛欲の画だそうです。(パンフレットより)
これは男女の踊りで、主人公が眠る女を見て、彼女の夢すらも自分のものとしたいという嫉妬心と、それが不可能であるというやるせなさを感じる場面。
「ディーヴァ」
振付:C.カールソン 音楽:U:ジョルダーノ
マリ=アニエス・ジロ
ジロ姉御の出番です。
黒いドレスに身を包み、マリア・カラスが歌うアリア「私の死んだ母が」が流れる中、存在感いっぱいで、最小限の踊りで表現しています。
どうしてもジロさんの逞しい肩と筋肉に目がいってしまいます。そう、体操選手の体格だ!
「薔薇の精」
エフゲーニャ・オヴラスツォーワ
マチアス・エイマン
オペラ座にはジャンプの得意な男性ダンサーがいないと思っていたら、いました。最後の「スターズ アンド ストライプス」を見てから思うに、ここではエイマンはまだ実力を見せていませんでした。
今回のガラではイリとエイマン、この2人が新しい好みのダンサーの仲間入り。
写真の左がイリで右がエイマンです。
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