「ミレー展」とKバレエカンパニー 「コッペリア」
2008-10-18


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昨日、BUNKAMURAに行って、「ミレー展」と「コッペリア」を観てきました。
どうしても好きになれないのがBUNKAMURAです。同僚の人にもそういう人がいるので、どうしてか考えてみると、どうも駅から109への道が混み合っていて、BUNKAMURAまでの道が果てしなく遠く感じてしまうからのような気がします。

「ミレー展」も混んでいて、バレエまで時間がなかったので、急いで見ました。
ミレーの絵では、圧倒的に「オフェーリア」が有名ですよね。
私はその絵しか知らなかったので、女性を描くのが上手い画家なのだと思っていました。
彼の子供を描いた絵を見て、意外でしたが、彼も親。
子供がかわいくて仕方がないのだということがわかって、ほほえましく感じました。
写真の絵は当時5歳の長女エフィーがモデルだそうです。
題名は『二度目の説教』です。
『初めての説教』という絵と対になっていて、『初めて…』では目をぱっちり開けているのに、『二度目…』では眠っているのがかわいいですね。
彼は人だけではなく、後期には風景画も描いています。
その風景画を見ながら、彼の一生は知りませんが、たぶん充実した幸せなものだったのではないかと思いました。
後で調べてみると、名家の生まれでロイヤル・アカデミー美術学校に最年少で入学し、ロイヤル・アカデミーの会長にまで登り詰め、「サー」の称号まで持っているそうです。
もっと人のいない時にゆっくりと見たかったです。

さて、「コッペリア」ですが、おもしろかったです。
私の買ったチケットは吉田都さんの出る公演だったので、問題はなかったのです。
私的意見ではKカンパニーは「コッペリア」などのような演目が似合うような気がします。
今度「ピーター・ラビットと仲間たち」をやるそうですが、結構いいかもしれません。
観に行こうかと思います。
よくよく考えると、考えなくてもかな、この話はとんでもないものですよね。
人形が好きな老人をみんなでからかう話ですから。

    <キャスト>
  コッペリウス博士   スチュアート・キャシディ
  スワニルダ       吉田都
  フランツ         輪島拓也
  領主          ディビッド・スケルトン
  宿屋の主人      スティーブン・ウィンザー
  コッペリア        星野姫

<第一幕>
人形つくり職人のコッペリウス博士は陰気で気むずかしくて、みんなから変人扱いをされていました。
彼の作った人形であるコッペリアがいつも二階で本を読んでいます。
みんなはそれが人形であることを知りませんでした。
コッペリウス博士の向かいにスワニルダという明るく無邪気な少女が住んでいました。
彼女の彼氏がフランツで、フランツはスワニルダという彼女がいるにもかかわらず、コッペリアが気になって仕方がありません。
フランツの気持ちに気づいたスワニルダは恋占いをしてみるのですが、いい結果が得られず、フランツと喧嘩をしてしまいます。
夕方、若者にからかわれたコッペリウス博士は鍵を落としてしまいます。
スワニルダがその鍵を拾い、友達と一緒にコッペリウス博士の家に忍び込みます。
その後、フランツがやって来て、彼も梯子を使い、コッペリウス博士の家に忍び込もうとします。

<第二幕>
コッペリウス博士の家に忍び込んだ、スワニルダ達は置いてある人形を眺めます。
そして、コッペリアが実は人形だったことに気づきます。
そこにコッペリウス博士が戻ってきます。
みんな逃げますが、スワニルダは逃げ遅れてしまい、隠れてコッペリアのフリをすることにします。
そこにフランツが現れます。コッペリウス博士はフランツに酒を飲ませて酔っぱらわせ、眠らせ、命を抜いて、コッペリアにその命を吹き込もうとします。

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