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日本で10代の若者が親を殺すことが続いて起こっているように、アメリカでは教育現場での銃乱射事件が連鎖していますね。
そういえば、アメリカで親殺しは少ないそうです。
文化の違いでしょうか。
突撃インタビューが得意なマイケル・ムーアが、2000年に作った作品を見てみました。
『シッコ』が意外とよかったので、この作品もアメリカの暗部を暴き出す内容かとの期待感が大きかったです。
最初の場面は、コロラド州のある銀行が、口座を開いてくれた人にもれなく銃をプレゼントというものでした。
おいおい、銃だぜ。
こんなものいる人いるのと思うのは、日本人の私だから。
みんな喜んでもらっていくようです。
アメリカでは子どもでも銃が買え、その上、どこにでもあるKマートに弾丸が売っています。
誰でも弾丸が買え、それも1弾数十円だとか。
銃だって数万円だといいますから、驚きです。
銃を規制しないのは、アメリカの流血の歴史、文化、権利だといいます。
憲法で保障されているように、自分の身を自分で守るというのは、市民の責任だというのです。
武装することで、本当に自分を守れるのでしょうか?
コロンバン高校がある地域には、最大の武器工場があります。
この武器工場で働く人の子ども達が、コロンバン高校に行っているのです。
犯人のエリックとディランの二人は、いじめにあっていたらしく、他のいじめにあっていた子達と自警団、トレンチコート・マフィアを結成していたといいます。
このことから、アメリカにはいじめはないということが嘘であることがわかります。
ひょっとすると日本以上にひどいいじめなのかもしれません。
インタビューで元コロンバイン高校生がこう言っていました。
コロンバイン高校は平均的高校だ。「六年生の頃、今失敗すると、一生ダメ人間だ」と教師に言われたと。
1999年4月20日、計960発。生徒12名、教師1名死亡。重軽傷24名。乱射45分間。
この事件の後、各学校は生徒の銃や刃物の持ち込みを禁止します。
金属探知機などを使用した学校もあります。
規制は服にまで及び、流行の服装は武器を隠すところがあるので、だぼだぼしたTシャツやパンツを着ないようにという指導までします。
映画に出てきた男の子が、服から次々と武器を出していく場面にはびっくししました。
本当に隠そうと思えば、いくらでも拳銃からライフルまで隠せるのですよ。
ムーアは南部にも行き、白人の中にある"Culture of Fear"についても触れています。
犯人といえば、黒人という思い込みに支配されているのです。
ほとんどの黒人は銃に対し反対を唱えているにもかかわらず。
統計的に殺人は20%減っているのですが、ニュースで殺人を報道するのは600%増えているそうです。
何故なのか?
人々に恐怖を植え付けるためでしょうか。
さて、他の国はどうでしょうか。
銃がなければいいのでしょうか?
アメリカと同じように銃を持っているカナダでは…。
カナダの町で殺人事件が起こるのは、年に1回あるかないかだそうです。
少なくとも、ムーアがインタビューした町ではそうでした。
湖の反対側に犯罪率では全米で上位であるデトロイトがあるのに。
カナダの政治家はこういいます。
「貧者を叩いてもいいことはない。貧者は保護するものである」。
カナダでは誰でも医療を受けられ、アメリカのスラム街のようなところはありません。
2000年当時は(今もそうでしょうが)、家のドアの鍵を閉める人はいないのです。
インタビューを受けた人の中には、泥棒に入られたことがある人もいますが、だからといって、鍵をかけたり、銃を持ったりしようとは思わないのです。
あるカナダ人は言います。「ドアを閉めることは、自分を閉じこめることだ」
アメリカでは、ドアを閉めることは、他人を閉め出すこと。
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