「プレンティ」を観る
2006-01-26


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大分前にメリル・ストリープが主演した映画で『プレンティ』を観ました。

主人公スーザンは戦時中レジスタンス運動に参加していて、そういう生活に生き甲斐を感じていました。
戦後外交官と結婚するのですが、彼女はその生活に満足できず、いつもイライラしていて、何かを渇望していました。
彼女は昔のレジスタンス運動をしていた頃のような希望に満ちた生活を送りたい思っていたのです。
今の自分の持っているもので満足できないということが、彼女の不幸の素で、周りの人も不幸にしていきます。

この映画をビデオで見た時は、ちょうど色々と自分の進む道をどうしようかと迷っていた頃で、彼女を自分と重ね、彼女の焦燥感を自分のことのように感じていました。

映画の最後に、彼女はレジスタンス運動の時に出会った男と再会します。
しかし男にはあの時の輝きはなく、ただのしがない中年男でしかありませんでした。
男が去っていく時に、眠りに落ちていた彼女が見ていたのは、大戦の終わり頃、緑の丘の上に立ち、光を浴びて、希望に燃えている自分の姿でした。
[映画・ドラマ他]

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