突然風の勢いが強くなり、ドン・キホーテは風車をドルシネアを襲う巨人だと思い込み、勇敢にも風車に突っかかっていきますが、地面に振り落とされて、眠り込んでしまいます。
[第二場]
ドン・キホーテは美しい娘たちの夢を見ています。
[第三場]
ドン・キホーテは起こされ、キトリとバジルに同情し、ロレンツォたちを道に迷わせることにします。
[第四場]
キトリたちは居酒屋でロレンツォたちに見つかり、ガマーシュの求婚を受け入れるようにと言われます。バジルは狂言自殺を試み、それに気づいたキトリはドン・キホーテに頼み込み、ロレンツォにバジルとの結婚を認めさせます。
バジルは生き返り、二人は結婚式のために出ていきます。
衣装がブルー系。
ボリショイで見た時もそうだったかしら?キトリは赤という印象が強いので、ちょっと違和感がありました。
シオマラ・レイエスは顔は地味ですが、バランスがよく、安定感のある踊りです。
二幕はあまりバジルに出番がなくて、ちょっと残念でした。
ボリショイの時と内容がちょっと変わっていました。
<第三幕>
キトリ:加治屋 百合子
バジル:ダニール・シムキン
シムキンは何回も見ています。彼はまだソリストなのですね。小柄ながらジャンプが高いです。王子様には背が足りないか・・・。
ワシーリエフ君は太腿ムキムキになっちゃったので、シムキン君はそうならないように祈っています。
こういう風に幕ごとに主役を変えると、実力の差がわかってしまいますね。
加治屋さんは残念ながら、他の二人に比べるとピタッと決めなければならない時にグラグラしていたり、メリハリのない踊りです。緊張しているのでしょうか?
全体的に群舞もそろっていなかったりしていました。明日からの公演で盛り返してくれるでしょう。
私的にはどうしてもボリショイの若いワシーリエフとオーシポワの『ドン・キホーテ』を思い出してしまい、ちょっと物足りなく感じてしまいました。
『ドン・キホーテ』はどのカップルがいいのか決められなかったので、見に行きませんが、次はジュリー・ケントとマルセロ・ゴメスの『ロミオとジュリエット』に行きます。
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